2023年3月17日 グローバルネット セミナーにて講演

グローバルネット(株)の新書籍「世界有機EL/先端ディスプレイ産業年鑑2023」(分析工房(株)調査)の発刊記念セミナーとして東京の連合会館で開催されたグローバルネット主催のセミナー「メタバース・超高速通信時代に突入する新世代ディスプレイの産業・技術展望」にて講演させていただきました。

連合会館(この日、春闘の第1回回答集計に関する記者会見があり、夜のニュースで記者会見の様子が流れていました。)

本セミナーでは、「次世代ディスプレイに向けた有機ELの最新技術と今後の展望」という講演題目で、有機ELの基礎、フレキシブル有機ELの基礎、次世代モバイルディスプレイ(フォルダブル、ローラブルなど)、次世代大型ディスプレイ(8K有機EL、インクジェット塗り分け有機EL、ローラブル、QD-OLED、QD-LED、マイクロLEDなど)について紹介させていただきました。

また、本セミナーでは、菰田先生(山形大学客員教授、フラスク顧問)より、「メタバース時代に勝ち残る新世代ディスプレイ―OLED,LED,LCD―の産業・ビジネスへのインパクトと将来展望」と題した講演があり、さまざまな最新情報の紹介がありました。

セミナー後、グローバルネット(株)代表取締役の武野泰彦様、分析工房(株)の服部寿様らと有益な情報交換などさせていただきました。
ありがとうございました。

有機デバイスコンサルティング開業のご挨拶

2012年12月より山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンター(INOEL)にて産学連携教授として勤務してきましたが、2023年3月に退職いたします。

これまで、シャープ株式会社、山形大学などで蓄積してきた知識、経験、見識などを役立てる機会もまだあるのではないかと考え、2023年2月1日付で「有機デバイスコンサルティング」を開業いたしました。

山形大学でこの10年間、産学連携研究で取り組んできた有機EL、有機太陽電池、フレキシブル技術、ガスバリア技術などを中心に、技術だけでなく、事業も含めた視点でお役に立てればと考えています。
 実ビジネスにおいては、異業種との連携が重要になります。シャープ、山形大学で培ってきた経験を活かし、材料、デバイス、装置、解析、最終製品の間を繋ぐサポートなどができればと考えています。

大学卒業以来、40年間、技術者としてさまざまな研究開発に携わり、多くのものを吸収し経験することができたと思います。これからは、それを世の中に還元するという思いで、利益は追求せず、世の中への貢献を第一優先として取り組みたいと思います。